お手入れ方法

お手入れ

使用後は水か熱い湯で洗い、乾いた布で水気をよく拭きとってから保管してください。
また、長期間使用しないときは油を薄く塗ってから新聞紙で包んで保管してください。
錆ができてしまったときは木切れや大根の切れ端にクレンザーをつけてこするときれいになります。
錆がひどい場合は弊社の研ぎ直し(有料)をご利用ください。
包丁は使用するとともに切れ味が落ちてきますが、砥石で刃先を研ぐことで切れ味を戻すことができます。

研ぎ方のポイント

◆ 砥石

普段の包丁研ぎでは中砥(#1000)で十分です。
刃こぼれした刃を大幅に修正するときは荒砥(#400)を使用してください。
砥石から気泡が出なくなるまで15分ほど水に浸したあと、動かないようにぬれ雑巾等の上に置きます。
片付けの際は、砥石のとぎ汁を水で流して水気をふき取り、十分に乾かしてから保管します。

※砥石によって使用方法は変わります。ご使用になる砥石の取扱説明書をご覧ください。

砥石

◆ 研ぎ方

表側(持つときに外側になる面)

砥石に対して包丁を45度の角度に保ちます。
中指・薬指・小指で柄を握って、親指を刃の側面、人差し指を背の部分に添えてぐらつかないよう固定して、反対側の手で刃をおさえます。
砥石面から約8~9度ほど(10円玉2枚程度の厚み)起こして当て、切っ先から順に刃の真ん中、付け根まで砥石全体を使ってゆっくりと平行移動しながら研いでいきます。
包丁を研ぐと砥石の表面に研ぎ汁が出てきますが、包丁を研ぐのに必要なので洗い流さないでください。
このとき大事なのが、「角度をしっかり保つこと」と「押すときに力を入れ、引くときは力を抜くこと」です。

図1

カエリの確認

研いだ刃の反対側にカエリ(引っかかり)が出ているか確認します。
刃全体に均等にカエリができたら裏側を研ぎます。

図2

裏側(持つときに内側になる面)

裏側を研ぐときは砥石に対して包丁を直角に向けます。
表側と同じ角度で砥石面から起こし、表側と同じ回数を研ぎます。
このとき、引くときに力を入れ、押すときは力を抜くように研ぎます。
片刃の包丁の場合は裏側全体を砥石にあて、カエリが取れる程度に数回研ぎます。

図3

カエリを取り除く

表側にカエリが出たら、表側と裏側を数回新聞紙にこすりつけ、カエリを落とします。

図4